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ファッションセンターしまむら 店舗

ファッションセンターしまむら 店舗

23年2月期は、グループで出店35、退店16の純増19を見込む。「ファッションセンターしまむら」はスクラップ&ビルドが中心となるが、標準面積を1300平方メートルに拡大し、強化しているPB、JBのトレンド商品や、好調な美容関連グッズなどの品ぞろえを厚くし、強みの“宝探し感覚”を磨く。23年2月期は、店舗用地と関西地区に設ける商品センター用地として計100億円を計上。うち60億円前後を店舗用地や物件に充てる。「従来はリース物件がほとんどだったが、コロナ禍を背景によい条件の土地や物件が出てきている」ことが背景にある。

都市部再出店に先立ち、「ファッションセンターしまむら」で立地別MDを進めている。前期は都市部の50店で、同社がJB(Joint Development Brand=サプライヤーとの共同開発ブランド)と呼ぶ短サイクル生産のトレンド商品を拡充したところ、売り上げが12.8%の伸びとなったという。これを受け、23年2月期は対象店舗を250店に拡大。「250店規模になれば、都市部専用商品も作ることができる。都市部のニーズに十分対応できる」と期待する。

23年2月期中に、都市部出店強化のための店舗開発専任部署を設置する。20年秋に本格スタートした「ファッションセンターしまむら」のEC会員の地域別分布が、首都圏が40%、大阪、名古屋などの大都市圏が24%を占めることから、都市部にニーズがあると判断した。具体的には、「東京・神奈川・埼玉で、人口集積地の主要駅周辺に用地や物件を取得していく。都心出店といっても、銀座や原宿に採算度外視のアンテナショップを作るわけではない」と強調する。「商業ビルを作っていく計画もある」とし、イメージされるのはさいたま新都心の本社横の「ファッションセンターしまむら」「アベイル」「バースデイ」の複合店だ。

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